皆様、ご無沙汰しております。片倉淳平です。
いやぁ~気づけば、2024年も大晦日。あっという間の1年でした。
今年は、
東京都知事選が7月7日
衆議院選挙が10月27日
兵庫県知事選挙が11月17日
・・・と、意外と選挙イヤーでありました。
選挙のありようも少しずつ変わってきたのではないでしょうか?
私から見ると、既成政党への期待値が年々下がっていたり(一時的に維新や国民民主が上がったりしていますが)、情報のソースがネットに偏りを見せてきたり(まだ勝敗を争うほどではないようですが)、おそらく巻き戻らない方向に何かが少しずつ進んでいるような実感があります。
皆さんはいかがでしょうか?
その間、さいたま市政・市議会はむしろ無風になり、粛々と運営され、議会が開かれるようになった1年だったと聞いております。
市政や市議会が粛々と進むと、市長も議員さんも楽だし、職員も楽なんですけれど、いいことばかりではありません。
それは、本質的な問題がどんどん見えにくくなって、先送りになるということです。
例えば、大規模プロジェクトを決める際、市民の意見を聞く余地のない意思決定プロセスを今も頑なに守るさいたま市ですが、それで施策が通ってしまうので、ますます見直されることはないでしょう。
例えば、インフラの維持管理予算が削られ、皆さんの生活を守るインフラがどんどん老朽化や劣化が進んでいるのですが、まったく予算が増える気配は生まれないでしょう。さらに削られているかもしれません。
例えば、政策の優先順位も、相変わらずイベント重視だったり、東日本中枢都市だったり、例年どおりの序列で同様予算で定番化してしまっていると思っていますが、特に変わることもないでしょう。
それが、今年1年で進んださいたま市の現状なのかなと見定めています。
そのことに気づいている職員はたくさんいると思うのですが、果たして職員だけでその流れを変えることはできるでしょうか??
さいたま市はまだまだ困っていないまち。少なくとも市政がちゃんと考えてしっかりやってくれているという信認の気持ちが強いまちなのではないかなと思っています。
でも、それももうすぐ巻き戻せない変化が訪れるのではないかと思います。
結局は、危機感を市民の方がどれだけ感じてくれるか。今のさいたま市は、茹でガエル現象が結構進んでいる状況だと私は思っていますので、外からの変化を選挙を活用して、市民から仕掛ける必要があるのだろうと思います。
そんな状況で終わる2024年。
2025年からは、少し市政がうまくいっていない原因、現状を発信していけたらと思っています。
同じような危機感を感じておられる方は、ぜひ意見交換させていただきたいなと思います。
そんな変化を目指す年でなければいけないと思っているところです。
来年は、十干の乙(きのと)と十二支の巳を合わせて、乙巳(きのとのみ)。
古くは大化の改新、壇ノ浦の戦い、日ロ戦争などに関わり、大きくシフトチェンジしてきた年とのこと。
蛇のように脱皮して、新たな成長に向かう年であってほしいですね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和6(2024)年大晦日 片倉淳平